~CK Wine Carl KOCH CKワイン(カールコッヒ)
~ナチュールとは?
世界中で話題のナチュールワイン(自然派ワイン)は、ブドウの栽培方法が無農薬や有機栽培で育てられ、さらに醸造から瓶詰めに至るまで「酸化防止剤」の使用を極力控える方法で作られたワインです。酸化防止剤を使わないことで、本来ブドウが持つ純粋な味わいや旨味を得ることが出来ます。添加物を使わないことでよりブドウの健全性も求められることから、ブドウ自体もオーガニックや無農薬で作られることがほとんどです。
~なぜナチュールなのか?
世界的にもナチュールは大人気ですが、なぜ今ナチュールワインなのでしょうか。
それは近年になって大きく注目されている自然環境問題に由来します。
環境問題を考慮したうえで最も重要なのは、持続可能(サスティナブル)な土地の利用を勧めることです。すなわちこの先何百年も健康な土壌を維持していくためには、化学的肥料や薬品を使わないブドウ畑を目指していかないといけません。健全な畑こそが健全なブドウを産み、ワイン本来の魅力であるテロワール=気候風土の表現へと繋がります。
更にナチュールワインは自然酵母を使って発酵されるので、その土壌に生息する酵母によって最適な発酵が得られます。また、醸造酸化防止剤なども添加しないので、絶対的なブドウの健全性が求められ、その味わいがそのままワインへと生まれ変わるのです。
~ナチュールの楽しみ方
通常のワインとは異なり亜硫酸(酸化防止剤)を使用していないため、冷たい温度でワインを保存すると酸化が進み、温度が上がるとすぐに発酵を再開してしまいます。そのため、適度な温度(12℃から15℃)で保管することをおすすめします。また飲む1~2時間前にボトルを開けることで、ワインが開き味がまろやかになるので、より飲みやすく頂きたい方は1~2時間待つのもいいかもしれません。(抜栓後、ボトルを軽く揺らすことでも、閉じた香りや味わいが開いていきます。)
ワインの中に浮遊している沈殿物は、このワインが「ナチュール」であることの証明です。ブドウの搾りかす、エキスなどが澱となって残りますが、ワインの一部としてお楽しみください。(大きなものは避けてグラスに注ぐ)
ナチュールは飲み慣れると、その魅力にどんどんはまっていきます。
生産者の丁寧な仕事に思いを馳せながら、心温まる味わいに触れることで、普段とは違ったワインの楽しみ方に気づくことが出来るでしょう。